株式会社ツネマツ設備設計

電気設備設計・概算・積算

どうすれば出来るかを考える

難しい事や面倒な事に直面すると、ついつい”これは出来ない”と考えてしまう事が多かったりします。
出来ない理由を考える事は簡単です。
例えば仕事を請け負う時でも
・時間が無い
・難しい
・人手が足りない
・建築規模が大きい
この様に幾らでも出来ない理由を並べることが出来ます。
だからこそ、出来ないではなく、
どうすれば出来るかを常に考えるようにしています。
少し難しくても、時間が厳しくても、出来る様にするにはどうすれば良いかを考えて”行動してみる”と出来てしまったりします。
一番重要なのは”行動すること”だと思います。
これを積み重ねて行くと、少し前までは出来なかった事でも出来てしまったりします。

中にはどうやっても出来ない事は確かにあります。
それは諦めます。しかし、諦めても次回はどうすれば出来るかを常に考えます。

小さな1を重ねていくと、自分が気がつかないうちに大きな数になっていたりします。

まずは
『出来ないではなく、どうすれば出来るかを考えて行動する』
(文字で書くのは簡単ですけどね。実際は難しいです)

休みは休みです

一昔前は休日でも深夜でも設計をしていました。
しかし、今は出来る限り土日は休み、深夜まで仕事をしない様に心がけています。

電気設備設計の仕事は波があります。いつ繁忙期になるかいつ閑散期になるかは毎年変わるので、正直予想は難しいものがあります。
繁忙期のピークでは確かに今でも休日出勤などがあります。
仕事の提出期限間際の変更で遅くまで仕事になる日もあります。
但し、自分自身の技量、スケジュール管理等で回避出来る事も多々あります。
休みは休みと言っても、仕事の質を落とすことは絶対に許されません。
(仕事の期限を守り、かつ質の良い電気設備設計図を提出するのが弊社の強みです。)
色々と制約はありますが、休みは休みをいかに実現できるか日々考えています。

弊社の業務時間はAM9:00~PM6:00です。
しかし、社員募集の欄にも記載していますが、PM5:00以降は自分自身の仕事状況に合わせて自由に退社できます。
これも休みは休み、自分自身でスケジュール管理が出来れば、閑散期であれば早めに仕事を終えて構わないという会社の方針の一つです。

間違えてはいけない事は、
土日、祝祭日を休んでも、深夜まで残業しなくても
『仕事の質は絶対に落とさない』
と言う事です。

取得できる資格について

以前から書いている通り、電気設備の設計をするにあたり、必要な資格はありません。
では逆に、電気設備の設計が出来るとどの様な資格が取得できるのか、少し書いてみます。

弊社で3年程電気の設計に携わったとすると、
電気工事士第二種の学科試験にはほぼ問題なく合格できると思います。
二種の電気工事士の学科内容はほぼ通常の業務で必要な知識です。
但し、実技は自分自身で努力する必要があります。
(業務として工事がないため、実技試験の経験は積めません)
また、努力次第では第一種の電気工事士の学科試験も合格出来るのではないでしょうか。
通常業務の設計内容が共同住宅(マンション)からオフィスビル、工場、公共施設と幅広くあります。
共同住宅だけであれば高圧に関わることも限定されてしまうのですが、
弊社の場合は設計内容が幅広いため、高圧から低圧まで高圧キュービクルから住宅電灯盤の結線図まで第一種の電気工事士の学科試験に必要な知識をある程度習得できます。

他には第4類消防設備士(甲・乙)も取得しやすいと思います。
特に電気工事士の免状があれば、電気に関する部分等が免除されるため、さらに取得しやすくなると思います。
第4類消防設備士の場合は実技試験の方も通常業務で自火報設備に携わるため、非常に有利だと思います。
(ちなみに電気工事士と第4類消防設備士甲種の両方を取得すると、第7類消防設備士が格段に有利となります。)

今回はこの辺で。

その図面は誰の為に描くのか

電気の図面は電気が分からない方からみると、
『電気なんてマル描いて線引いて線に棒をチョンチョン描くだけだろ!』
と思われたりします。
(過去に何度か直接言われた経験があります・・・)

このマル描いて線引いてチョンチョンの図面ですが、そのマルや線には色々な情報が詰まっています。
その情報によって電気設備を工事する時にコストが抑えられたり、逆に無駄に増えたりします。

さて、本題に入ります。

図面は立場によって重要視するポイントが変わります。
例えば、
ゼネコンであれば、コストの部分が最重要になります。
サブコンであれば、コストだけではなく施工性の部分も重要になります。
施主であれば、仕様に沿って設計されているかが重要になります。

では、我々電気専門の設計会社は何を重要視しているのででしょうか。
依頼された図面は誰の為の図面でしょうか?
ゼネコンから依頼されたら、コストだけ注意すればそれだけで良いのでしょうか?
施主から依頼されたら、仕様書に沿っていればそれだけで良いのでしょうか?

正解は、どこから依頼されても『全ての部分を重要視しなければならない』です。
仕様に沿いコストを抑えかつ施工がしやすい図面を描く必要があります。
上記の事を厳守し設計を進めると、必然と『こだわり』のページの様になります。

『設計図としての正確さは基より、図面としての美しさも大切にします』

電気設備設計は時間に追われる事が多々ありますが、ここだけは忘れずに設計をしています。

ゼネコン・大手設計事務所との違い

我々の様な電気設備の設計事務所とゼネコンや大手設計事務所との違い。

経営基盤が違います。
社員の数が違います。
年間の取扱物件数が違います。
まぁ当たり前ですね。

一番の違いは一つの物件に対する設計の関わり方だと思います。

我々はゼネコンや大手の設計事務所から電気設備の設計を依頼されます。
依頼を受けると、大抵は基本設計から実施設計までの業務を請け負います。
つまり、電気設備に関する設計を全て請け負います。
一から電気設備の設計に携わります。

逆に言ってしまうと、ゼネコンや大手の設計事務所では電気設備の設計に一から係わることが少ないのです。
これが良いのか悪いのかと言う話ではなく、どちらが好みかだと思います。

一つの物件(プロジェクト)に対して、大枠で動くゼネコンや大手の設計事務所が合うか、一つの物件に対して、設計の部分で深く係わるのが合うか、それは各々の好みの違いでしょう。

また、大手の場合は一つの物件に対して組織で動くことが多いと思いますが、弊社の場合はCADオペレーターや各メーカー等に協力は仰ぎますが、基本的にスタンドアローンで動きます。

設計に一からひとりで携わるので、大変と言えば大変だと思いますが、そこにやりがいを感じられれば、
自分が一から設計した建物が完成した時のうれしさは、とても大きなものになります。
これが、次の仕事へのモチベーションになると思います。

我々と大手設計事務所やゼネコンとの違いはこの様な感じです。

概算・設計・積算

電気設備設計の業務を大きく分けると
『概算』・『設計』・『積算』
に分かれます。

『概算』
本格的な設計を始める前にその建物が工事にどの位の費用が掛かるのかを算出する作業

『設計』
電気設備の設計

『積算』
完成した電気設備の設計図から正確に費用を算出する作業

会社によっては設計のみや概算・積算のみと言った所もありますが、弊社の場合は全ての業務に携わります。

建物の設計の流れは概算→設計→積算ですが、仕事として覚える(出来る様になる)流れは違います。

『概算』はざっくりとした予算計上を目的としていますが、これは意匠図だけの何もない所から想定設備を考えるので、設計と積算の経験が出来ないとできません。

『設計』は以前のブログで書いた通りです。

『積算』は完成した電気設備設計図から正確に数量を拾い出す作業なので、電気設計が全て分からなくても出来るのですが、正直なところ、最近の設計図の精度を考えると、電気設備設計が分からないと難しくなっています。

以上から、設計の流れとは異なり、設計がまず出来ないと積算が出来ず、設計と積算が出来ないと概算は出来ないです。
つまり、仕事として覚える順は設計→積算→概算となります。

電気設備設計が出来る様になるには

前回、電気設備設計の会社に就職したら、電気設備設計が出来る様になるのか。
と書いて終わりにしたですが、

端的に答えると
『弊社に就職したら、5年位で独りで簡単な30~50世帯位の小さなマンションンであれば設計出来る様になりますよ。』
但し、必要な能力はあります。

と言う事で、今回は電気設備設計に必要な能力について書きます。

電気設備設計に必要なのは
・電気的な基礎知識
・コミュニケーション能力
・やる気と根気
恐らくこの位です。

順に追って説明します。

1.電気的な基礎知識
電気を全く分からない方は無理です。
会社で一から電位とは?、直流とは?、交流とは?と教えている時間がありません。
電気系の学科を卒業していなくても、電気工事士の免許を取得されている方であれば問題ない程度の知識なのですが・・・
恐らくこの業界で人手不足になる一番の要因かもしれません。

2.コミュニケーション能力
設計に何が関係あるのだろうか?
と思われるかも知れません。
建物を設計する場合、機械設備や意匠設計との打ち合わせはもちろんの事、場合によっては電気が全く分からない相手との打ち合わせもあります。
電気的に出来ない事も多々要求されます。
その時に、出来る事、出来ない事、解決方法、代替案の提案等、多くの打ち合わせが必要になります。
この様に書くと、日本人以外は出来ないのか?と言われるかもしれませんが、その様な事はありません。
ただ、日本語能力が著しく低い場合はどれだけ電気的知識を持ち合わせていても難しいと思います。
逆に日本語能力があれば、多少電気の知識に自信が無くても、外国の方でも十分出来ます。
(あとは『郷に入れば郷に従え』これが出来れば十分です。)

3.やる気と根気
実は、これが一番重要です。
電気設備設計は新人が入社して直ぐに出来るものではありません。
まず、CADを覚えるのに1~2年は最低でも必要です。
(稀にCADが楽しそうだからと就職希望をされる方いますが、CADがメインの仕事ではありません。CADは仕事の道具です。)
CADを覚える事と並行して電気設計を覚えてもらうことになりますが、全てを独りで設計出来るまでには5年は掛かると思います。
(この間に受験料は会社負担で電気工事士2種は普通に取れると思います。やる気次第ですが・・・)
小さい作業をコツコツと積み上げる感じです。
思いのほか電気設備は地味です。まぁ地味です。
(コツコツと積み上げても機械や意匠関係の方で電気図面を理解できない方も多々いらっしゃるので、同じ業界でも理解されず『イラッ』っとする事がたまにあったり・・・)
ですので、やる気と根気が重要なのです。
やる気と根気と書くと辛いイメージですが『好きこそ物の上手なれ』と書いてしまえば、それだけの事です。

地味で理解されにくい電気設備設計の世界ですが、サブコンやゼネコンまたは設計会社の電気設備が分かる方から
『正確で綺麗な図面だね』、『現場がスムースに進んだ』と言われたり
施主から
『良い図面だね』
と言われると、うれしいですよ。
そして、そう言われた図面で出来上った建物が長く残るので、そこがやりがいになるかも知れません。

 

最後に
最近、就職しても直ぐに自分に合わないと会社を辞めてしまう方が多いと聞きます。
入社1~2年で就職した会社の仕事を理解しているのでしょうか?
我々の仕事は漠然と理解するだけでも2~3年は掛かかり、最初の1~2年は仕事も分からず一番ツマラナイ時期で、そこさえ超えればまた違った世界が見えるのに・・・と、思ってしまいます。

電気設備設計は誰でも出来るか!?

前回書いた通り、電気設備設計に法的な免許はありません。
つまり、法的には誰でも電気設備設計は出来ます。

しかし実際はどうでしょうか。

基本的な電気の知識(大学専攻レベル)があり
内線規程、国交省の建築設備基準、消防法等の法律を覚えているだけで設計が出来るでしょうか・・・
やってみてください。

恐らく・・・
何から始めて良いのか分からない。
やってみたけど、何が正しいのか分からない。
正しいと思って設計したら、使えない設計図と言われた。
となると思います。

電気設備設計は机上の物ですが、
実際は現場の事を考えないと机上で収まっても現場では工事出来なかったり
機械設備のルートや、意匠側のデザイン性を考慮した電気のルート等を構築したり
と、知識だけでは解決できない部分が多々あります。

ですので、全くの素人が電気設備を独りで設計するのは非常に難しいと思います。
(少し電気をかじった、または電気設備設計の知識がない方が他の図面を参考にして設計図を仕上げると、
本人が分からない所で現場が大変混乱し、大惨事となるので、やめましょう。)


だからこそ、弊社の様な電気設備専門の設計会社があるのです。

では、素人が電気設備設計の会社に就職したら、電気図面を設計できるようになるか。
これについては、また次回に。

電気設備設計とは

前回、もう少し詳しく電気設備設計について書きます。
としたので、今回はもう少し詳しく書きます。

電気設備設計は大きく分けると

<強電関連>
・受変電設備(電気を外から引き込んだり、変圧する受電に関する設備)
・発電設備(主に電源喪失時に使う電気を作り出す発電に関する設備)
・幹線動力設備(受変電した場所から各必要な場所へメインの電源を送ったり、ポンプなどの動力制御等に関する設備)
・電灯コンセント設備(普段目にする照明やコンセントと言った細かい機器の配置や種類を決めて電源を送る設備)

<弱電関連>
・電話配管配線設備(名称そのままで電話に関する設備)
・LAN(インターネット)設備(こちらも名称そのまま)
・テレビ共聴設備(こちらも名称そのまま)
・自動火災報知設備(火災を感知したり、通報したりする設備)
・インターホン設備(こちらも名称そのまま)
・監視カメラ(ITV)設備(こちらも名称そのまま)

この他に避雷設備(雷から建物を守る設備)などがあります。

また、物件の特徴事に漏水設備や中央監視設備、車路管制設備と言った設備もあります。

端的に書くと
「建物の電気に関する全てが電気設備設計」
です。

ですので、電気設備設計は電気に関する知識が広く必要です。
しかしながら
電気設備設計には法的に必要な免許はありません。

では、誰でも電気設備設計が出来るか!?については次回にて。


 

電気設備設計の会社です

「仕事は何ですか?」
と聞かれ、
「設計です」
と答えると、大抵の方が
「家とかマンションとかデザインしてるの?」
と返します。
「いやいや、電気の設計です」
と答えると、大抵の方が???の状態になります。

一つの建物を建てるとき、色々な専門分野の方々が集まって設計をしています。
・建物のデザインをする意匠設計
(建築と言うと殆どの方が想像するのがこの意匠設計だったりします)
・建物の構造(梁や柱)を設計する構造設計
(梁や柱の大きさ(太さ)は構造設計と言う専門があることも余り知られていなかったりします)
・空調換気や衛生(上下水道やガス、消火設備など)を設計する機械設備
(機械とか設備と言われます)
・電気全般を設計する電気設備
(通常、電気と言われています)
これだけの専門分野が集まって一つの建物の設計図が出来上がります。

この中の電気の部分が弊社の仕事です。
分かりにくいので、ざっくり答える時は
「家の中のスイッチ、コンセントや照明をどこに付けて、どうやって電源を引っ張るかを図面に描く仕事です」
と答えて、何となく理解してもらっています。

次回はもう少し電気設備について詳しく書きたいと思います。

株式会社ツネマツ設備設計
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